MyEclipse for Spring 8.6 を試してみた (5)
「MyEclipse for Spring 8.6」 はたいへん有望な開発ツールだと思いますが、まだ課題も多いようです。
課題の一つは、日本語対応。データベース・スキーマをベースに CRUD
アプリケーションを生成する際に、フィールド名の表示を任意に変更することが可能となっているのですが、日本語を使用すると問題が発生します。
具体的には、Web層に
「GWT」 や 「Flex」 を選択した場合には Scaffold に失敗します。また、Web層に 「Spring MVC」 を選択した場合には
Scaffold に成功しますが、文字化け解消のためにブラウザでエンコードを "Shift_JIS" に変更する必要があります。
関連情報
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Java - MyEclipse for Spring 8.6 リリース
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Java - MyEclipse for Spring 8.6 を試してみた (4)
p.s.
上記のような日本語の問題はありますが、フィールド名の表示を簡単に変更できるようにという取り組みは評価できます。日本語の問題が解決して、更に
「ERMaster」
のようなDB設計ツールで設定した論理名が利用できるようになったら、本当に便利だと思います。
・Jungle Java - ER図作成のための Eclipse プラグイン
(09/28 追記)
日本語使用の問題についてもう少し追記しておきます。
既存データベーステーブルのフィールド名に日本語が使用されている場合には、Web層に何を選択するかに関係なく、同テーブルからの
Scaffold に失敗します。また、「Java Beans」
のフィールド名に日本語が使用されている場合には、同クラスからのデータベース・スキーマの生成に失敗します。