『システムの科学』
人工知能のパイオニアで、ノーベル経済学賞も受賞したハーバート・サイモンが、"人工物の科学" (The Sciences of the Artificial)について様々な考察を行っています。加筆・編集が行われているとはいえ、ベースとなっているのは1967年に書かれた論文です。40年以上も前にこのような考察をすることができたということに驚かされます。
コンピュータは、記号システム(より正確には物理的な記号システム)とよばれる人工物の中の重要な種のメンバーである。同じ種に含まれるもう1つの重要なメンバーは、人間の精神と頭脳である。
コンピュータによって、記号システムは従来のプラトニックな世界から経験的な世界へと移転する。
関連情報
・システムの科学
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・松岡正剛の千夜千冊『システムの科学』ハーバート・サイモン