『時間はどこで生まれるのか』
SF小説を読む際の基礎知識をちょっと補強しようかなという軽いのりで本書を手にしたのですが、実に刺激的な内容です。
哲学を専門としている方からは厳しい評価もあるようですが、個人的には「なるほど、そうなのかもしれない」と素直に受け入れることができました。現在のニュートン力学と同じ程度に誰もが量子論を「当たり前」と感じられる時代になったら、人類はどのように変貌してゆくのでしょうか。
関連情報
・特集--時間はどこで生まれるのか
・隠れバー《別室》:
『時間はどこで生まれるのか』裏話。
・惑星ダルの日常:
『時間はどこで生まれるのか』
・[間歇日記]世界Aの始末書:
『時間はどこで生まれるのか』
・Jungle
Java - 『黒体と量子猫 2』
・Jungle
Java - 『宇宙消失』
p.s.
本書を読み終わってしばらくした後、われわれ生命はエントロピーを増大する世界とエントロピーを減少させる世界との境界のゆらぎのようなものだと考えることもできるのではないかと、チラッと頭を過ぎりました。