Dabble DB も試してみた
「Dabble DB」は、昨日紹介した「Zoho
Creator」と同様、Webベースのデータベースアプリケーションを簡単に構築することのできるサービスです。
ただし、こちらは有償サービスで、ユーザーが1人の
"Personal Plun" で月額$10、ユーザー数5人の "Basic Plun" が月額$25といった料金設定となっています。("Creative
Commons license" に基づきデータを公開する "Commons Plun" であれば、無償で利用することも可能なようです。)
今回は無償で30日間利用可能なトライアル版で試してみました。
表形式でのデータ編集やグラフ表示が可能である等、「Zoho
Creator」にはない機能があり、見た目的にも「Dabble DB」の方が洗練された感じがします。
しかしながら、「Dabble
DB」の方が高機能であるかというと、必ずしもそうとは言えません。例えば、「Zoho
Creator」ではスクリプトによる入力データのバリデートも可能ですが、「Dabble DB」にはそうした機能は備わっていないようです。
両者の違いは想定するユーザーや利用目的の違いによるものだと考えられます。
プログラミング経験のないユーザーが、個人でスポット的にデータの分析や加工を行うために使用する場合には、「Dabble
DB」の方が適しているでしょう。「Zoho
Creator」ではアプリケーションを作成するモードと実行するモードに分かれていますが、「Dabble
DB」ではそうしたモードの切替が無く、試行錯誤しながら形を整えていくスタイルに向いています。
とはいえ、無償で利用可能な「Zoho Creator」を前にして、有償サービスの「Dabble DB」がユーザー数を確保するのは、なかなか難しいかもしれませんね。「Zoho Creator」もスクリプティングが必須だというわけではありませんから。
関連情報
・オンライン快適仕事術
- Dabble DB --驚異のデータベース
・Jungle
Java - Zoho Creator でWeb上に簡易データベースを作成