Google Web Toolkit 登場
Google がまた面白いものを発表しました。
「Google
Web Toolkit(GWT)」というAjaxアプリケーション開発キットです。
GWTの何が面白いかというと、Javaで開発したプログラムをプレーンなHTMLとJava
Scriptに変換して、AjaxなWebアプリを完成させるといった、非常にユニークな手法を採用しているからです。
JavaとAjaxとを連携させる手法として、既に「Direct
Web Remoting(DWR)」等のライブラリが登場していますが、そうしたこれまでの試みとは発想が大きく異なります。
開発者用のツールなので、プログラム言語を全く知らなくても利用できる「Thingamablog」と同じ視点で語ることはできませんが、どこか共通した方向性のようなものを感じるのは僕だけでしょうか?
GWTはまだβ版ですし、Ajaxアプリ開発手法として、今後どの程度の支持を得られるのかは不明確です。しかし、多くのJava開発者の興味を惹き、期待されていることだけは間違いないでしょう。
Googleのサイトから無償でダウンロードできますから、興味のある方はぜひ試してみてください。
「Eclipse」用のプラグイン「googlipse」も既に登場していますので、利用した方が便利でしょう。
同プラグインの使用は、「Eclipse
3.2」&「WebTools Platform(WTP)1.5」の環境が前提となっています。「Eclipse
3.2」を新たにインストールするのならば、「wtp-all-in-one-sdk-R-1.5.0」を利用した方が手間を省けます。メニューを日本語化したい場合は、「Eclipse
3.2」用の「LanguagePack」も提供されています。
GWTを試用する際には、以下の記事が参考になると思います。
・Google
Web Toolkitを使ってJavaでAjax開発
・JavaをJavaScriptに変換するグーグルのツールを使ってみよう
・GWTとYahoo!のAPIを使って画像検索アプリ!
・Java開発者のためのAjax:
Google Web Toolkitを探る