IBM から Web2.0 アプリ開発環境 Project Zero が登場
IBM から新たなWebアプリ開発環境「Project Zero」が登場しました。
同プロジェクトでは "複雑さゼロ、オーバーヘッドゼロ、障害ゼロ" というスローガンが掲げられていて、Ruby on Rails
を意識した規約重視の開発アプローチが採用されています。開発言語としては、スクリプト言語の Groovy と PHP
が使用可能で、それぞれの言語に対応した2つのEclipseプラグインが提供されています。Groovy を選択した場合は、ビジネスロジック層で
Java を使用することも可能です。
「Project Zero」最大の特徴は、RESTful な Web API
を簡単に公開でき、マッシュアップが容易だということです。マッシュアップフローを定義するための、「Yahoo!
Pipe」にそっくりなツールも提供されるようです。(ただし、僕自身はまだこのワイアリングツールを確認していません。)
なお、現在は無償で提供されていますが、オープンソースソフトウェアではありません。将来的には商用製品となる可能性もあります。
関連情報
・IBM
Project Zero登場 - Ruby on RailsのアプローチをJava/Groovyへ - DogEar 犬の耳
・IBMから新たなWebマッシュアップ開発環境
- その名も「Project Zero」 - ZDNet Japan
・IBMのWeb
2.0プロジェクト:Project Zeroに触れる - ZDNet Japan
p.s.
プレゼンテーション層は LL(Lightweight Language)、ビジネスロジック層は Java
で開発するというスタイルが、今後益々普及しそうですね。
Java
も LL との連携強化に力を注いでおり、Java SE 6 で標準サポートされるようになった JavaScript に加えて、Java SE 7
では Beanshell、JRuby、Jython、Groovy、JavaFX Script
などが標準でサポートされるのではないかと言われています。
関連情報
・速報!2007
JavaOne Conference:JavaOneテクニカルジェネラルセッションレポート -JavaSE
6,JRubyそしてJavaFXのエッセンス|gihyo.jp
・Jungle
Java - Grails が盛り上がってるみたい
・Jungle
Java - Grails が気になる
・Jungle
Java - JVM上で動作するスクリプト言語
(2009/03/11 追記)
・はじめて使うProject
Zero:CodeZine
(2009/07/18 追記)
・Project
Zero Blog » Blog Archive » IBM WebSphere sMash v1.1.1 is available now