Web2.0 に飲み込まれる SOA
SOA 陣営からは "広義の SOA は Web2.0 を含有する" というような言説もありましたが、実際には Web2.0 という大きな波に
SOA が飲み込まれてしまった感があります。
最近では
SOA という用語に代わり、"Enterprise 2.0" という用語が使用されることも多くなってきました。概ね SOA + Web2.0 =
Enterprise 2.0 という意味で使用されていると考えてよいでしょう。
"DoCoMo 2.0" と同様に、"Enterprise 2.0" という用語そのものは空振りに終わるかもしれませんが、企業においても
Web2.0 的なマッシュアップが注目され始めているのは確かだと思います。
とはいえ、今のところ、注目しているのは企画室と呼ばれるような部署に限定されるのではないでしょうか。まだ基幹システムに直接影響を与えることはないと思います。
しかし、長期的な視点で見れば、Web2.0
的なマッシュアップが企業に取り込まれることによって、SOA の必要性が改めてクローズアップされるという効果はあるかもしれません。SOA
が基幹システムの未来を切り開く正規軍だとすれば、Web2.0 的なマッシュアップはゲリラのような存在だと言えるでしょう。
関連情報
・SOAでエンタープライズ・マッシュアップを!
: SaaS World - Computerworld.jp
・Dave's
Blog: Enterprise2.0の方向性
・Jungle
Java - 「Web2.0」と「SOA」
・Jungle
Java - 「Web2.0」と「SOA」 (2)
・NTT ドコモのDoCoMo 2.0 自爆 CM「反撃してもいいですか?」の傲慢とカン違い - Heaven's Net is Wide-meshed