デスクトップとインターネットの統合 (2)
僕が「Dekoh」や「Zimbra
Desktop」を知ったのはつい最近のことで、しかも限られた日本語の情報から概要を把握したというレベルに過ぎません。
しかし、これらのウェブデスクトップ・プラットフォームが、もしかしたら近い将来多くの
Java の開発者を惹きつけることになるかもしれないと感じています。なぜなら、サーバ・サイド Java の技術がベースとなっているからです。
「Dekoh Desktop」や「Zimbra Desktop」は、"Desktop"
と名付けられてはいますが、通常のデスクトップ・アプリとは大きく異なり、本質的には "パーソナルサーバー"
と呼ぶべき存在です。内蔵の軽量Webサーバを利用して、Javaベースの様々なWebアプリが "Desktop"
上で稼働し、インターネットやローカルネット上にある他の "Desktop" と通信を行うのです。
ベースとなっているのはサーバ・サイド
Java の技術ですが、機能的にはむしろ「Peer
to Peer(略称P2P)」の実現だと言えるのではないでしょうか。
「Applo」や「XULRunner」、あるいは「Windows Presentation Foundation(WPF)」といった競合を相手に、どの程度普及できるのかは未知数ですが、個人的には応援したい技術です。
関連情報
・TechCrunch
Japanese アーカイブ » Dekoh、アプリ用ウェブデスクトップ・プラットフォームを展開中
・Dekoh
Challenges Apollo As Desktop/Web Platform
・Japan.internet.com
Webビジネス - Zimbra、オフライン利用の『Zimbra Desktop』アルファ版を公開
・【ハウツー】新時代のWebアプリケーション"Zimbra
Desktop"を解剖する
・Jungle
Java - デスクトップとインターネットの統合