巨大なデータベースとしてのWeb
Google が「ググる」という言葉の使用に難色を示したかどうかには関係なく、「ググる」という言葉の意味を、(世間一般とまでは言わないまでも)若い世代であれば、ほとんどの人が理解するでしょう。
Webの利用者が「ググる」のは、日常的な普通の行為であり、Webは巨大なデータベースとしての役割を果たしています。そして、その巨大なデータベースから、利用者が本当に求めている情報を探し出しやすくするための機能が、「Web2.0」に求められる重要な課題の一つです。
「はてなブックマーク」のような「ソーシャルブックマーク」も、そうした課題に対する取り組みの一つだと言えるでしょう。
Webの構造化には「XML」の普及が非常に大きく貢献しており、XML化されているかどうかが「Web1.0」と「Web2.0」の大きな違いだと言うこともできます。
ブログの更新情報を通知するために使われている「RSS」も「XML」の一種ですね。
また、データベースとしてのWebの機能を更に追求して、理想的なモデルにまで昇華させたものが「セマンティック・ウェブ」です。
まだまだ概念的な存在で、今実現されようとしている「Web2.0」とは異なるステージに位置しているように思われますが、
いずれはシンクロするのではないでしょうか。
関連情報
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